1993-10-22 第128回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
しかし、公定歩合の金利等とすり合わせてみますと、いわゆる自創資金にいたしましても天災融資資金にしましても、全くこれは高過ぎるということであります。 問題はもう一つございます。この共済の方でございます。
しかし、公定歩合の金利等とすり合わせてみますと、いわゆる自創資金にいたしましても天災融資資金にしましても、全くこれは高過ぎるということであります。 問題はもう一つございます。この共済の方でございます。
○福島(啓)政府委員 農林水産省といたしましては、天災による被害を受けた農業者に対する低利の経営資金を融通する、先ほど説明いたしました、天災融資法に基づく天災融資資金、また災害により農業者が経営基盤である農地を処分しなければならない状態になったときに、その場合の生活資金等を融通します自作農維持資金、それから被災農家の経営を安定させるための、農業災害補償法に基づきます共済金の支払い等によって被災農家の
それから、天災融資資金、自作農維持資金の融資枠の確保、限度額の引き上げ、金利の引き下げ、いわゆる貸付条件の緩和というのはさしあたってはどうしても必要な事柄でございます。 また、先ほど来指摘がございましたように、農家の方々は各種の制度資金の借入額が非常に多くなっております。こういうものは、連続的な被害を受けておりますので、皆様方の生計、生産意欲を非常に失わせる原因になっております。
一例を挙げますと、佐賀県の場合の自作農維持資金融資枠というものが十億円、それと天災融資資金の枠が二十億円、合わせて三十億円が出てておるはずでございますが、特にこの有明干拓C地区を例に引きますと、収穫皆無でいろいろな支払いがあると、生活維持のためにもこの地区の大体一世帯当たり約百万円の資金が必要であると聞いております。この資金も、借り入れもしてもまたどうしても借りたものは当然返さなくちゃいけない。
現在、被害状況を最終的に把握するために調査を行っておるわけでございますが、その結果に照らして自作農の維持資金、天災融資資金の融通措置も含め、必要な対策を講ずるよう検討を進めております。
○中野鉄造君 じゃ次に、先ほども質問に出ておりました天災融資資金についてなんです。この利子補給ということについて当初予算が組まれておると思うんですが、今回の冷害による不足額というものはこの当初予算をかなり上回るんじゃないかと思いますが、その差額はどのくらい見込んでおられるのか。
こうなりますと、天災融資資金や自作農維持資金を目いっぱい借りたとしても、また利子もつくし、返済はいずれしなければならない。こういうような、もう考えればどうしようもない苦労というのが連続してあるわけです。東北では二人、こういうことの苦労で、そのほかの条件もありますが、死んでいます。
それからもう一つの、そういうふうに天災資金をお貸ししましたけれども、いろいろ農家の方で償還ができないということがございますならば、それは公庫資金につきまてしも、それぞれ償還の事情を考慮をいたしまして償還延期の措置を講ずることにいたしますけれども、先ほども申し上げましたように、重複被害者につきましてはそういう償還ということも考慮いたしまして、その追加といいますか、上積みをいたすわけでございますので、そう天災融資資金
したがいまして、この被害対策につきましては、天災融資資金、あるいは自作農創設維持資金、あるいは農林漁業金融公庫のそれぞれの資金等々の対策も講じてまいる考えでございますし、また、共済金の早期支払い等の措置も講じてまいりたいと、このように考えております。
いま言ったような天災融資資金の発動なり指定ということはもちろんのことですが、私の方の秋田県で言うならば、漁業近代化資金の枠が少なくて漁船の新建造も思うに任せないという状況です。全体の枠が少ないものですから、いままででさえも、この漁港のだれそれは何年後ですよとか、こっちはもう三年後だとかいうようなかっこうで、そういう割り振りになっているわけです。
これについては、共済金の支払いがある以外に、天災融資資金なりあるいは自創資金、また、ただいまも御指摘がございました既制度資金等の借り入れと償還の猶予というようなことで対応するのが適切ではないかというように考えております。
私ども、農家の資金繰りを全体として考えるということで、まず先ほど申し上げましたように共済金の年内支払いを実現する、それから天災融資資金を御融通する、さらには自作農維持資金もお貸しする、既貸付金についても条件緩和についてできるだけ考えるといういろいろの措置をとることにいたしております。それらの措置をとれば、もちろん苦しいには違いありませんが、農家としても資金繰りは何とかやっていけるのではないか。
ところが、国から指定された千葉県の枠が一億三千万円で、結局申し込み農家に対して天災融資資金は希望の六割しか出なかった。この点について千葉県が県単で埋め合わせをしたわけですけれども、それでもやはり償還の条件などが違って、農民から非常にこれはけしからぬことだ、こういう意見が出ておりました。こういう前例があるわけです。
ところが、全国には天災融資資金が融資されないような小規模のあるいは部落内だけの、または町村単位の被害はしばしば発生しているわけでございます。こういう災害に対しては天災資金が出ないわけですので、自作農維持資金の有効な活用を図るということで、これは政令などの発動条件がございませんので、現実の災害の実態に応じまして行政的に県及び市町村長と協議の上これを活用していくということで対応いたしております。
○政府委員(今村宣夫君) 利子補給の拡大という現地の御希望の趣旨は、おそらくは私が考えますと、金利、貸してもらう資金の金利をうんと安くしてもらいたいということではないかと思いますが、それでございますれば、現在の天災融資資金の特別被害農林漁業者にお貸しする金利は三分ということになっております。激甚が出ますれば三分で六年ということに相なります。
○政府委員(今村宣夫君) 私たちは天災融資資金の枠を決めます場合には県と十分打ち合わせをして、資金需要を十分把握して取っておるつもりでございます。
○芳賀委員 次に、天災資金のワクを示すことになるわけですが、たとえば、大河原参事官も言われた七百五十億円ということになれば、およそどのくらいの天災融資資金のワクになるわけですか、過去の……。
○華山委員 とにかく各県の実態もありますし、貧乏な者は天災融資資金というふうな非常に条件のむずかしいものじゃ食っていけない。今度の桑の害についてはそういう貧乏人が多いのですね。そうだからそういうものにつきましては、県の事情等もありましょうが、要望に対しまして、自作農創設資金ですか、このほうをできるだけ増していただきたい。そういうふうにお考え願いたいと思うのです。
○華山委員 そういうことで、実際上聞きますと、本来その目的であるところの天災融資資金、これはあまり評判よくないですね。自作農創設資金のほうは何とか借りたいという。しかし自作農創設資金だけ農林省に申請したのではぐあいが悪いから両方やるというふうなことが実態なのですね。私はそこに食えないという実態があるからだと思うのです。
○華山委員 それですから天災融資資金は評判が悪い。自作農創設資金を借りたがるのですよ。そこを考えていただかなければいけないと私は思うのです。両者は併給できるのですか。同じ人に二つの資金が出せるのでございますか。私よくわかりませんけれども……。
○西村国務大臣 岐阜県におきます集中豪雨によって、農作物にかなりの被害があったというのでございますが、天災融資資金の問題のただいまの融資措置につきましては、実態調査によってこれをきめてまいりたい、こういうふうにいま検討中でございます。
このような事実に照らしてみますと、天災融資資金の限度額二十万円あるいは五十万円、期限六年をはじめとして他の制度融資のそれも融資条件については大いに考えなければならない点が多いと思われます。 第三に、労働力合理化対策であります。さきにも述べたように、人手不足が防災や復旧の制約条件になっている現状からして、強力な労働力合理化対策が必要とされる段階にきているのであります。